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【開催報告】対話の会スピンオフ「糸かけ曼荼羅ワークショップ」~本質を得る~

先日、対話の会のスピンオフ企画「糸かけ曼荼羅ワークショップ」を開催しました。

内容は至ってシンプルで、「糸かけ曼荼羅」を作るというもの。
糸かけ曼荼羅の作り方もシンプルで、木の板に円形に打たれたピンにひたすら糸をかけていくというもの。
とはいえ、その糸をかけていく法則に素数を使ったりするので(元々はシュタイナー教育で素数を学ぶために使われるものだそうです)、慣れるまでは四苦八苦。
ただ、その糸の色の選び方とか、制作に取り組む姿勢とか、失敗した時の反応やその修正の仕方とか・・・
その人の人生の一部が垣間見れるようで面白いな~と思いました。
一人で制作すると、たぶん自分との対話になるんでしょうね。

通常の対話の会では、「相手の話を聞き、自分が感じたことを話す」ということに取り組むので、どちらかというと人と向き合う時間となります。
今回は話すも話さないも本当に自由で、話をするにしても作業をしながらなので「話すこと・聞くこと」に集中する時間ではなかったのですが、
面白いことにその方がその人の素が見えて、新たな発見があったりするんですね。
会議よりも雑談の方が盛り上がり、時にはより重要な話題が出ているということを、「タバコ部屋効果」とか「給湯室効果」なんて言いますが、
こういう意識していない時にこそその人の本質が見え隠れするのかもしれません。

あ、そうそう、曼荼羅ということばの意味ですが、
サンスクリット語で「マンダ」は「本質」、「ラ」は「得る」という意味だそうです。
ご参加くださった皆さんはどんな本質を得られたのでしょうか。

担当:ヤマモト