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スタッフ閑話:根っこにあるもの

あっという間に、2017年も残すところあと1ヶ月ですね。
寒さと忙しさとイベントごとが重なるこの季節、どうぞご自愛してくださいね。

さて、ここのところ、メタノイアで関わる組織やプライベートで参加しているところでよく感じること。
組織や人間関係がなんだかギクシャクしている場合、その根っこには「理解してほしい、分かってもらえていない」「大事にしてもらっていないと感じている」ことが横たわっているようです。

個人同士の人間関係で言えば、
「あの人はイチイチ文句をつけてくる」「あの人はこっちの言うことを聞かない」
組織の中の人間関係はもちろん、組織と中で働く人との関係で言えば、
「会社に何を言っても変わらない」「指示されたことだけしておけばいい」
他にもたくさんあるでしょう。

ここで出てきているものは、氷山の一番上に出てきている部分。


この一つ一つの課題に取り組んで対処をしたとしても、根っこ(氷山の一番下の目に見えないところ)が変化しない限り、その対処が次の問題を引き起こす可能性もあります。
そしてまたそれに対処すると、また次の問題が出てきて・・・とモグラ叩き状態。
モグラ叩きで組織や組織の中の人が疲弊してしまう前に、氷山の一番下の部分を手当していく必要があります。
氷山の見えている上の部分の対処と違って、こちらは時間はかかるかもしれません。
途中で心が折れるようなこともあるかもしれません。
しかし、粘り強く、より良い未来に向かって取り組んでいくことで、
思った以上の大きな変化を生み出します。

本当は、自分を理解してもらっていようがいまいが、相手を理解しようと努めることが結局一番の早道だと思いますが、「理解しようとしない」「大事にされていない」と感じると心が狭くなってしまうもの。
逆に、誰かに「大事にされている」と感じれば、自分も他の人を大事にしようと思うもの。
そういう好循環が生まれるように、目先の問題にだけ振り回されず、しっかりとその奥にあるものに向き合っていくことが必要です。

担当:ヤマモト