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[コラム] 生産委託先とのトラブル~ソリューション・フォーカスの視点から(第2回/全4回)

前回の芝生の委託農家さんのお話の続きです。
契約していた芝生を勝手に売られたA社と、芝生を勝手に売ってしまった農家Bさんとの協議です。
農家Bさんを担当するA社のYさんは怒り心頭、話をするのは上司のF課長ですが、どうしても自分も直接話を聞きたいと同行しました。

[A社側:F課長、担当Yさん  農家側:Bさん、Cさん]
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(担当Y:勝手に芝生を売り払うなんて契約違反だ。どう落とし前をつけてもらおう。少なくとも謝罪はしてもらわないと。)
F課長:さて、今回の芝の出荷について聞かせてください。
農家B:聞かせろも何も、もう出荷したからあんたの所に出す芝生はない。そっちが注文してこなかったんだ。こちらは悪くない。
(担当Y:何言ってるんだ!そっちが悪いに決まってるじゃないか!)
F課長:出荷して芝生はない、ということですね。分かりました。
では、弊社がお願いしていた芝生の畑を見せていただけますか。
それから今後のことなんですが、今まで通り芝生の生産をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
農家B:ん・・・?今まで通り・・・?
(担当Y:え?!今まで通り生産してもらうの?!)
F課長:はい。ただ、今回出荷した芝生に使った肥料などの原価分がありますので、今後お願いした芝生が出荷されるたびに、今回の原価分だけ引いた金額をお支払いさせていただきたいと思います。
芝生の生産、お願いできますか?
農家B:・・・いや、それでもこちらは構わないけど・・・
F課長:では、今後も生産をしてくださるんですね!ありがとうございます!
それでは早速、今回出荷した畑と、これから作付可能な畑があれば見せていただきたいのですが。
農家C:わかりました、こちらへどうぞ。
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協議は特に荒れることもなく終了。
最初はケンカ腰だったBさんも、最後にはにこやかに見送ってくれました。
荒れていたのは担当Yさんの心中です。
担当Yさんは納得がいきません。

さて、皆さんはF課長の対応をどう感じますか?

(続く)

担当:ヤマモト